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受け継がせていただく想い〜七五三のエピソード〜 (2016-10-17 20:00:32)
「着物をもっと身近に」をテーマに
札幌から着物を今日着る洋服の選択肢のひとつになるように、日々奮闘中の染太郎です
北海道では 10月中旬から七五三の季節です
本来、七五三は11月15日ですが、北海道はその時期は激寒です・・・・
気候の問題もあり一ヶ月早い10月中旬から参拝が行われます。
祖母からみて曾孫である娘に受け継がせていただくことが出来る着物。世界中探しても日本の着物だけではないでしょうか。
子どもの成長を祝い、これからの元気と成長をお祈りする七五三。
僕の娘が今年3歳で七五三を迎えることができました。
今年の春先に祖母から
「私が小さい時に着ていた着物が洗い張りしてあるから、七五三の時に向けて作ってあげるよ」
と話がありました。
小学生の時!?!?!?
えーーーっ80年前!?
(年齢はナイショですよ〜)
「それは嬉しいです!楽しみにしています!」と即答です
そして、出来上がった四つ身を神社へお参りに行く前日に合わせに行きました
↑出来上がった四つ身の試着に祖母の家に行ったときに撮った写真 皆が幸せな気持ちになりました。
娘のために
一針一針心を込めて縫ってくていていた祖母
「この着物は私が小学生の時にお正月やお雛祭りのときに着ていたんだよ。その着物を曾孫が着てくれるなんて嬉しくてしかたない 」
嬉しそうに話してくれた祖母。
僕はその気持ちが嬉しくて目頭が熱くなりました。
その時とっさに浮かんだのが僕が七五三の時に撮った祖母との写真でした。
洋服では考えられないことが着物では可能なんです。
僕がこの仕事につて一番感動したことはそこでした。
日本人として誇りに思う瞬間でもありました。
↑喜んでくれている姿を考えるとやりがいがあるよ!ありがとうね。と言っていた祖母の心の優しさが身に沁みました。
七五三の参拝へ行く2週間ほど前にはほぼ着物は完成していました
70年前の記憶が一気に蘇ってきたようです。
大切にしていきたい日本の通過儀礼
当日は朝から準備
僕はすべて自分で(笑)
娘は初めての美容室へ
緊張していたのかはじめはじっとしていましたが
だんだんと笑顔に
せっかく古典がらの着物なので日本髪風に挑戦
嫁さんの着付けもお願いしました
いつもお世話になっている 美容室桜井 のスタッフの皆さんがあっという間に作り上げてくださいました。
さすが、大正7年創業の老舗の技
娘の着付けは僕がしましたよ〜
着物を着れて嬉しそうな娘
手直しは美容室桜井さんの皆さんがしてくださいました
このときすでにジーンと着ている僕。
口紅も初体験
完全に女子です
美容室桜井の皆さま
ありがとうございました
七五三の祈祷は北海道神宮でさせていただきました。
完全にカメラマンに狙われています・・・・(笑)
↑本格的なカメラを持参していた方々・・・・(笑)。凄い素敵だから写真撮らせてくださいと一声かけてくださいました。お礼にハイチュウたくさんもらったのはナイショです。
とても天気の良かった本日は七五三の参拝の方がも多く
着物姿の方もいましたが、さすがに家族全員が着物姿の方はいなかったので
そのあとも海外かなと思うくらい写真撮られまくりました・・・・汗。
そして、忙しい中撮影をしてくれた三男
どんな写真が撮れているか今から楽しみです
まず出来上がったら祖母と両親へ感謝の気持ちを伝えようと思います
↑うちの専属カメラマン 彼のセンスはハンパないです
紅葉も始まっていて もみじ がとても綺麗だったので
「とどくかな〜」「あっもうちょっと」
と話していると所をいい感じに撮ってくれました。
初めて親として迎えた七五三。
改めて自分の関わっている仕事について誇りに思いました。
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