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今日は柿渋染め (2012-7-13 18:37:05)
昨日の藍染に引き続き今日は柿渋染めをおこないました
柿渋は古くから庶民の生活の中で日常的に用いられました。
防水・防腐・防虫効果を持ち、染色用型紙や、渋団扇、紙衣,和傘などあらゆる日用品に塗られていました。
柿渋に含まれるカキタンニンにより、抗菌・防臭・保湿効果、および抗酸化作用・収斂作用・血圧降下作用 などの効果があると知られています。
また最近では、 紫外線カットの効果もあるとの研究報告がなされています。
そんな柿渋・・・・・・本当に昔の人はすごいですねぇ〜
まずはショール用の生地に含まれている不純物を取り除きます。
次に色が入らいないようしたい部分をひもで縛っていきます。
結構下準備が大変なのです・・・(汗)
そして柿渋の染料で煮ていきます
ある程度色がついたら、水でよくすすぎ媒染剤を使用して、色の変化をつけていきます
これが決めてになります
ちなみに右の方が鉄の媒染剤、左のブルーの方が銅の媒染剤です。
ストールに鉄の媒染剤をつけると・・・・このように柿渋の茶色がこげ茶色に変身
これをイメージする色に変えていき、あらかじめ縛っていた紐をほどくと・・・・
このように濃淡ができます(^-^)/
さらに地下水ですすぎ→色止めを3回行い→柔軟仕上げをして干します。
今日は通常の着物を染める染料でも染めました
パープルに染めた上からさらに濃い紫を入れて表情を変えました
そしてパープルのぼかしストール
じゃんじゃん
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