全国のきもの速報
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新プロジェクトにかける思い (2013-4-20 22:11:32)
オリジナルブランドShi bun no San(四分ノ三)を立ち上げて5年が経ちました・・・
モノづくりをはじめたのには大きな意味合いがありました。
それはこの業界で自分のすべてを掛けて目指していきたいことがあったからです。
着物について何もわからなかった僕は、心の底から感動したことは
着物は作り替えができるということを知ったことでした。
着物は幅約38長さ約12mの長方形の反物(生地)からできています。
着物はその生地を余すことなく使って縫製していきます。したがって解いて縫い合わせると、もとの反物の
状態に戻すことが可能で、ある程度は長さや幅を出すことができるんです。
僕の紋付羽織(男の第一礼装)は祖父から父に受け継がれたものを寸法を伸ばして作り替えました。
洋装ではありえないことが着物はできるというか普通に日本人は日常的に・・・
それも職人さんの手で洗い、縫製をして蘇らせる。
(その仕事が当社のおこなっている悉皆(しっかい)という仕事です。)
僕は衝撃を受けました・・・・日本人かっちょえ〜!それと同時に日本人であることを誇りに感じました。
モノを大切にする日本人だからこそできた文化。
僕は誓いました。絶対に守り続ける!
そのためにはキモノをファッションとして構築していく必要があると僕は考えました。
洋服を選ぶ感覚でキモノがある世界・・・・僕も洋服は好きです。
今日はキモノで出かけよう!そんなフェレーズで
着物には不思議な力があると思います。
着ている姿を見ている人がハッピーになる装い
着ていると日本人としてのDNAが呼び起こされるような感覚
Shi bun no Sanを作るきっかけはそこからでした。
(真剣に話すと30話くらい続きそうなので・・・簡潔にまとめました)
着れば着るほど味が出るようなキモノをつくっていきたい。
ファッション感覚で・・・
今年Shi bun no Sanは大きく生まれ変わります。
今回のプロジェクトの始まりです。